年明けから次々と倒産
戦後最悪の上場企業倒産数を記録して終わった昨年であったが、今年も実質一週間の稼動で既に2社が倒産して始まった。
・東新住建(愛知県)
東海エリアでトップクラスの分譲戸建てを供給している東新住建は、1月9日、名古屋地裁に民事再生手続きの申請を行い、受理された。
同社は76年設立。分譲戸建て・マンションの販売を中心に、賃貸住宅や注文建築なども展開。98年にはジャスダック市場に上場を果たした。
・クリード(東京都)
不動産投資・運用のクリードは、1月9日、東京地裁に会社更生手続き開始の申請を行い、受理された。
同社は96年設立。01年にはナスダック・ジャパン市場に上場し、04年にはJリート「クリード・オフィス投資法人」の運用会社となるクリード・リート・アドバイザーズを設立するなど順調に業績を拡大。05年には東証1部に上場した。
・日本クリエイト(大阪府)
マンション開発の日本クリエイトは08年12月26日付で事業を停止した。現在自己破産の申請準備中。同社は93年設立。阪神地区を中心に、首都圏でも事業展開をしていた。
・西武不動産流通(東京都)
西武ホールディングスは1月8日、連結子会社である西武不動産流通を3月下旬で解散すると発表した。同社は05年、西武不動産販売から独立して不動産仲介事業を展開していたが、収支改善の見通しが立たないため不動産仲介事業から撤退し、同社を解散することとした、としている。
住宅新報(09/01/13号参照)
建売やマンションの分譲会社が販売不振で倒産することや不動産投資関連の会社が資金繰り悪化で倒産することは、昨年からの傾向で驚きもすくなかったが、大手仲介会社が事業悪化で解散することには驚きも隠せない。
仲介部門も成績が不振気味ではあるものの、借入への依存も少なく、これからは仲介・流通の時代とさえ言えるのにも関わらず、解散することになったのは考えさせられる。
西武系ということで店舗展開も西武鉄道沿線であったと思われるが、副都心線の乗り入れで盛り上がり、需要もあるエリアであったはずである。内情は全く分からないが、分譲住宅やマンションの比重が高かったのかもしれない。また、大手仲介会社の特徴として、不動産会社への仕入れを主力としているため、仕入れが止まって収益が上がらなくなったのかもしれない。
一般の方の土地や中古住宅・中古マンションに対する需要は横ばいくらいで推移しており、一般の方に対してコツコツ営業している仲介会社は安定しているはずである。ただし、バブルや値上がり時期に大きくは儲からないが。
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